神戸赤十字病院初期研修Q&A
神戸赤十字病院での研修について
Q1.神戸赤十字病院の強みと、大学病院と比べた時の弱みについて |
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強みとしては、救急研修の充実・指導医やコメディカルの方との距離が近いことなどが挙げられます。救急は2次救急のファーストタッチを積極的にさせてもらえます。初期研修医として救急で学ぶ知識や手技は多いです。いわゆるcommon diseaseも多く、医者の教養としてまず知っておくべき知識がそこから多く学べます。 私は研修病院を選ぶ際は、3次救急を見たい気持ちもありましたが、今は2次救急の方が自分が主体的に関わっていける範囲が多く、初期研修としては最適であったと感じています。また、2年目に併設されている兵庫県災害医療センターで研修することで、日本でも有数の最先端の救急医療を学ぶことができます。 弱みとしては、大学病院と比較して診療科が限られていることが挙げられます。血液疾患や膠原病等の診療科がない疾患に関しては触れ合う機会が少なく、症候に対する鑑別疾患を考える際にその領域の疾患が思いつきにくいと感じることがあります。こういった分野に関しては意識的に勉強して、自分で補充する必要があると思います。 [2020.5.29掲載] |
Q2.研修医の忙しさについて |
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日直や当直は3-5回/月、日々の勤務の忙しさは診療科や緊急オペ・急変等その時々で様々です。これはどこでも同じかと思いますが、やる気次第で忙しくもできるし、自習時間を持つこともできるかと思います。習うより慣れろ・体で覚えろという言葉がありますが、確かに体験が最も自分のものになる感覚はあります。 しかし、復習や周辺知識を深掘りすることも大切で、神戸赤十字病院のがっつり体験しながらも整理する時間もあるような、良い意味での「ハイパーすぎず、ハイポすぎず」といったバランスの良さが自分に合っていると感じています。 [2020.5.29掲載] |
Q3.相談のしやすさについて |
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結論から言いますと、かなり相談しやすいです。私は自分のオーベンはもちろん、それ以外の先生にも質問しまくっては様々なことを教えてもらっています。ローテとは違う科の先生とも院内で頻繁に会うので、聞きにくさを感じることはあまりないです。それでも多少聞きづらいなと思った時も、後期研修医など年数が近い先生も多いので、そういった先生に気軽に聞くことができます。大きな病院では感じにくいメリットだと感じています。 [2020.5.29掲載] |
Q4.研修環境について |
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食堂やコンビニ、研修医専用ではないですが若手医師専用の医局があります。この医局の存在は大きいかと思います。休憩時は、しっかりリラックスして休憩したいので、その環境は重要です。また、仕事をしていたら様々なことがあります。時にはしんどくなるようなこともあり、そういった時に一時的に逃げ帰られるような空間があるのは案外大切かもしれないです。同期や近い先生に相談してみるのもいいかもしません。 [2020.5.29掲載] |
Q5.院内での勉強会の頻度について |
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毎週水曜日のモーニングレクチャー、各科ローテでの抄読会、月1回の感染症講義等があります。勉強会の数としてはもっと多い病院もたくさんあるかと思います。しかし当院のいいところは、研修医の希望に対して前向きに考えてくれるところです。教育部長やその他の先生等に「〇〇がしたいです。」と伝えれば、かなりの確率で実現していただいていると思います。研修医としての希望はどんどん伝えて、神戸赤十字病院での初期研修を一緒により良いものに変えていきましょう。 [2020.5.29掲載] |
Q6.初期研修終了後の進路について |
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過去3年間の実績は次のとおりとなります。 〇平成30年3月修了研修医 ・神戸赤十字病院内科専門研修プログラム 2名 ・岡山大学外科専門研修プログラム 1名 ・神戸大学内科専門研修プログラム 1名 ・岡山大学麻酔科専門研修プログラム 1名 ・神戸大学形成外科専門研修プログラム 1名 〇平成31年3月修了研修医 ・神戸赤十字病院内科専門研修プログラム 2名 ・神戸大学放射線科専門研修プログラム 1名 ・神鋼記念病院内科専門研修プログラム 1名 ・神戸大学眼科専門研修プログラム 1名 〇令和2年3月修了研修医 ・神戸赤十字病院内科専門研修プログラム 2名 ・明石医療センター内科専門研修プログラム 1名 ・神戸大学麻酔科専門研修プログラム 1名 ・岡山大学整形外科専門研修プログラム 1名 [2020.5.29掲載] |
Q7.初期研修1年目の内科ローテーションはどのように決定されるかについて |
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プログラム責任者が各診療科部長と調整の上、決定しています。 [2020.5.29掲載] |
Q8.神戸赤十字病院で研修をしようと決めた理由は? |
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学生の時の実習で来させてもらったとき、先生方が学年関係なく意見を出し合っておりとても良い雰囲気だなと思ったからです。医局も研修医だけでなく若手の専攻医の先生方とも部屋が一緒で、和気あいあいとしておりとても魅力的に感じました。また、兵庫県災害医療センターが隣接しており、三次救急も2年目でローテートすると学ぶことができるのも、この病院を選んだ理由の一つです。立地に関しても三宮から一駅と近くいいですよね!仕事終わりにみんなで三宮で飲むお酒と料理は格段に美味しいです。早く新型コロナウイルスが落ち着いてまたみんなとご飯に行きたいものです>_< 実際入職しても、同期や先輩の先生方、コメディカルの方たちにいろんな場面で助けていただいており、皆さん優しい方たちばかりでこの病院で研修させてもらって本当によかったと思います。 [2020.6.2掲載] |
Q9.初期研修における救急医療への対応について(具体的なエピソード等) |
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私たちは当直中は救急外来の患者さんの対応をしています。内科、外科の先生方がフォローしてくれる中、採血、画像検査のオーダーをしたり、看護師さんと一緒に採血、心電図をとったりなどもします。主に二次救急の患者さんがくるので、尿路感染、肺炎、イレウス、虫垂炎、心不全などが多いような気がします。気胸や胸水がある患者さんにドレナージすることもあります。心筋梗塞、脳卒中などは診断されると、隣接の兵庫県災害医療センターに運ばれます。月に3〜5回ほど日当直があります。初めの頃は体力が不安でしたが、だんだん慣れてくるものです。また、最近はどこの科も当直明けはお昼で帰る風潮があるので安心してください。当直中の楽しみは先生方みんなで晩ご飯をUber eatsで頼むことです^ ^ [2020.6.2掲載] |
採用試験について
Q1.小論文、面接で重視していることについて |
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コピペ、スコアリング化、マニュアル化全盛時代ですが、個々の患者さんに対応する人間力、考える力、チーム医療を実践するためのコミュニケーション能力を重要視しています。 [2020.5.29掲載] |