神戸赤十字病院

代表 電話番号 078-231-6006

予約センター 電話番号 078-241-9273

※番号をお確かめの上、おかけ願います。

JAPANESE RED CROSS SOCIETY

各センター・診療部門・各部

各診療科・各部のご案内

呼吸器外科の診療内容・特色

当院は神戸大学外科専門研修プログラム岡山大学広域外科専門研修プログラムの修練施設です。

<見学申込・お問合せ>
 心臓血管外科部長  築部 卓郎   t-tsukube@kobe.jrc.or.jp
 神戸赤十字病院   人事課     078-241-9214(直通)

診療内容

神戸赤十字病院 呼吸器外科では、肺がんを中心として、転移性肺腫瘍、自然気胸、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、膿胸、胸部外傷等の外科治療を行っています。

患者さんへのメッセージ

2006年1月の開設以来、全身麻酔下での手術症例は約1,400例を超えます。(2020年3月まで)
肺がんであれば術後3~6日、気胸であれば術後2~3日でほとんどの方が退院されます。
呼吸器内科医、放射線科医、病理医と定期的に合同カンファレンスを行い、より最適な治療を選択しています。
気胸、血胸、膿胸、縦隔炎といった緊急を要する疾患に対して、24時間365日対応しています。

呼吸器外科の治療

  肺がん    気胸    臨床研究    スタッフ

肺がんの診断・治療

肺がんのステージ(病期進行度)

ステージは0~4で分類され、数字が大きくなるにつれ、がんが進行している事を示します。
ステージは、T・N・Mの3つの要素で決まります。

 T:腫瘍のサイズや外への広がりの具合
 N:リンパ節への転移
 M:遠隔転移(脳、骨、肝臓など)

詳細は肺がんガイドラインをご確認下さい。

ステージによって治療方針の決定を行います。
ステージ0~2、3の一部が手術適応とされます。

手術法(カメラを使用した胸腔鏡手術)

ほとんどの症例を、小さな傷からカメラを使用した胸腔鏡手術で行っています。
手術はモニター視のみで行います。
胸腔内をのぞき込むことはないので、開胸器を使ったり、肋骨を離断することはありません。
(開胸器の使用や肋骨の離断は術後の痛みの原因となります。)
カメラによる拡大視効果で、直視以上に微細解剖を把握しながら細やかな手術を行う事が可能です。

胸壁再建(肋骨合併切除)が必要な手術や血管・気管支形成が必要な手術は適宜、開胸手術で行っています。

胸腔鏡手術後の創部

当科では、傷を3箇所(右上葉であれば3cm,1cm,0.5cm)作成し手術を行っています。
当科では、このアプローチを第1選択で使用しています。

縮小手術について

肺がんに対する標準手術は、がんの位置する肺葉切除+リンパ節郭清です。
一部の症例に限って縮小手術(区域切除、部分切除)を導入しています。

◆CTRとはConsolidation/Tumor Ratioの略です。

C(濃い芯の部分)/T(腫瘍径)

CTRに応じて現在、様々な臨床試験(日本臨床腫瘍グループ;JCOG)が行われています。
その中でもCTR 0.5以下、PET-CTで集積値の低いがんは、良好な予後が得られています。

気胸の診断・治療

気胸とは、本来空気の存在するはずのない胸腔内に何らかの原因で空気が存在し、肺が虚脱した状態です。
1856年にMcDowellが初めて気胸を報告し、当時は聴診・打診で診断されていました。
1895年にRoentogenによりX線が発見されX線診断装置が普及し、胸腔穿刺などの治療が行われるようになったと言われています。
本邦でも1909年にX線装置の国産化に成功した後、治療が行われるようになりました。

診断について

肺虚脱度は、胸部単純X線写真で判断します。
本邦では、癒着がない場合には肺尖と鎖骨の位置関係で3つに分類しています。

◆軽度:鎖骨レベルまたはそれより頭側

◆中等度:軽度と高度の中間程度

◆高度:全虚脱またはこれに近いもの

治療概論

中等度・高度を胸腔ドレナージの適応としています。
その他、治療は手術加療・胸膜癒着療法・経気管支鏡下気管支塞栓術などが挙げられます。
手術適応については、再発例・なかなか空気漏れが治らない・両側気胸・血胸・肺の膨張がイマイチ・社会的適応(どうしても飛行機に乗らないといけないなど)とされています。詳しくは直接担当医にお尋ね下さい。
また、他院で気胸と診断されたが治療した方が良いのか悩んでいる等ありましたら、お気軽に外来でご相談ください。

術後の再発率を軽減させるために

気胸の術後で最も問題になるのが再発です。近年、切除断端に新しくブラができ再発することが多いことが報告され、断端に被覆材を当てることが多くなっています。
当科では全例、ブラ切除および再発率軽減のために切除断端への被覆(ポリグルコール酸フェルト+フィブリン接着剤)を行っています。
当科の現在の方法による再発率は4/156(2.56%)です。以前の方法では切除断端に新生したブラからの再発が認められていましたが、現在の方法に至ってからは切除断端からの再発は1例も認めていません。

臨床研究について

個人情報保護の観点から、データの運用には厳重な注意およびルールを設けています。

◆気胸手術を施行した患者さんの診療情報を用いた臨床研究に対するご協力のお願い

医師のご紹介

常勤医

診療責任医師 小濱 拓也(こはま たくや)
外来診療日 月曜日、水曜日
所属学会・専門資格等 日本外科学会 専門医
日本呼吸器外科学会
日本胸部外科学会
日本肺癌学会
日本内視鏡外科学会
単孔式胸腔鏡手術研究会
患者さんへ ひとりひとりの患者さんへ分かりやすく、丁寧な診療を心がけています。
胸腔鏡を用いた負担の少ないかつ安全な手術や、
早期肺がんに対する縮小手術を積極的に取り入れています。
ご不明な点は、お気軽にお尋ね下さい。

非常勤医

氏名 阪本 俊彦(さかもと としひこ)
(製鉄記念広畑病院 呼吸器外科部長)

日本赤十字社 神戸赤十字病院

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